透析

 

透析療法について

透析療法は、機能しなくなった腎臓の代わりに血液をきれいにする治療法で、血液透析と腹膜透析に分けられます。血液透析では血液透析器(ダイアライザ)を通して、血液を体内から取り出し、血液中の老廃物や余分な水分を取り除き、浄化された血液を体内に戻すことで体液量の過剰や電解質の異常、代謝性アシドーシスなどの異常を是正します。 血液を体外に取り出すために、腕の静脈と動脈をつなぎ合わせる手術が必要となります。 血液透析は1回あたり3~5時間の治療を週3回程度行います。

透析についての広報誌

 

当院の透析スケジュール

  • 月・水・金8:50~22:00 2部制
  • 火・木・土8:50~18:30 2部制
ベッド数 40床

当院で可能な治療方法

当院で可能な治療方法 当院で可能な治療方法

当院での透析治療のながれ

  • 1透析室入室時にスリッパにお履き替え頂きます。
  • 2更衣室にて、透析治療を受けやすい衣服にお着替えいただきます。
  • 3体重を測定します。
  • 4ベッドに移動し、血圧を測定致します。
  • 5穿刺をして透析治療を開始します。
  • 6透析治療中は、一時間毎にバイタルサインをチェックさせていただきます。
  • 7透析時間が終了したら、返血を致します。
  • 8体重を測定します。
  • 9更衣室にてお着替えをし、ご帰宅となります。

当院での災害対策

透析室では(38床+感染対応2床の計40床)北海道胆振東部地震のような大規模災害の停電時にも治療を継続できる発電装置を導入しています。

透析液清浄化への取り組み

透析治療ではダイアライザと呼ばれる血液浄化器を介して、血液中に蓄積した有害な物質を除去し、透析液と呼ばれる治療液から足りない物質を補給し体液のバランスを保ちます。そのため透析液の中に不純物や有害物質が含まれていると一緒に体内にとりこまれ蓄積し、発熱やしびれなど長期合併症を発症させる原因となることがあります。そのため院内で精製される透析液の清浄化が必須となっています。 平成22年4月、厚生労働省より「透析液の水質管理」について基準が設けられました。当院は厚生労働省が採用した、日本透析医学会の定める水質基準よりもさらに厳しい基準で水質管理を行っています。 透析液の状態を常に最適に保つために、定期的に透析液中の生菌数検査とエンドトキシン値の検査を行っています。 私たちは、患者さまに安心で安全な透析治療を提供するために万全の管理のもと透析液を作成し、質の高い透析治療を提供します。

透析通信システムの導入

当院では人工腎臓装置とコンピュータシステムを連携させ、医療の電子化を強力にサポートする日機装(株)のFuture Netシステムを導入しています。Future Netシステムは、透析療法の安全性向上と、病院スタッフが患者さまと接する時間をより多くするために開発された透析通信システムです。

透析患者さま 無料送迎サービス

平成29年12月1日より、透析患者様への利便性とサービス向上を目的とし、無料送迎サービスを開始することとなりました。 ご希望の方は、透析室までお問い合わせ願います。 送迎地域 札幌市、北区、西区、手稲区、東区、中央区方面 地域によっては希望に添えないこともありますので、ご相談ください。 送迎車台数:6台 患者さまの送迎時間短縮のため少人数(1~3名)で運行しています。