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泌尿器科は、おしっこの通るところ(腎臓、尿管、膀胱)と、男性の生殖器(精巣、前立腺など)の病気を治療するところです。 高齢者の泌尿器科の悩みを多いですが、恥ずかしさもあることから、 受診を控え症状を悪化してしまう傾向のある診療科です。 ここでは、泌尿器科に関する病気について、ご紹介いたします。
尿の通り道(尿路)に結石がある状態が尿路結石症です。 日本では腎臓にできる腎結石と尿管に結石がはまってしまう尿管結石が全体の95%を占めます(上部尿路結石といいます)。 他に、膀胱結石や尿道結石があります(下部尿路結石といいます)。
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前立腺は尿道の奥にあり、精液の一部を分泌する男性固有の臓器です。尿道を取り囲むように存在しています。 加齢とともに性ホルモンのバランスが崩れ、前立腺が大きくなる(腫大)と尿道が押しつぶされて、排尿障害が生じます。これが前立腺肥大症です。
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前立腺癌は、前立腺という臓器にできた悪性腫瘍になります。 前立腺癌も他の悪性腫瘍と同じように、リンパ節転移や他臓器転移をおこしたり、 治療後に再発することがあります。 早期に発見・治療をすれば根治も可能な病気です。
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腎臓で作られた尿は腎盂(じんう)、尿管(にょうかん)を通り膀胱に溜められます。 膀胱が膨らみ、尿がいっぱいになると尿意をもよおし膀胱が縮んで尿が排泄されます。 膀胱の内側は腎盂、尿管、尿道の一部と同様に移行上皮という粘膜で覆われています。 粘膜の下には筋肉組織から成る筋層、膀胱周囲組織が存在しており、膀胱がんの90%以上は移行上皮から発生したものです。 膀胱がんは60歳以上で増加し、男性は女性の約3倍多く発症する疾患といわれ、喫煙や特定の化学物質にさらされることなどでその発生頻度が増加することがわかっています。
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昼夜を問わず排尿回数が多い(頻尿)、尿がしたくなると我慢するのがつらい(尿意切迫感)、 尿がたまると膀胱や陰部が痛い(膀胱痛)、このような症状があればそれは間質性膀胱炎かもしれません。 間質性膀胱炎の患者さんは日本では推定25万人といわれ、その90%は女性です。 また40歳以降に多いといわれています。 ばい菌によるいわゆる細菌性膀胱炎と違い抗生物質では治りません。 また、頻尿や尿失禁の治療薬(抗コリン剤など)もほとんど効果がありません。
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膀胱には尿を溜めるはたらき(蓄尿機能)と尿を排出するはたらき(排尿機能)があります。 何らかの原因で蓄尿機能に障害が出ると、膀胱に尿が十分溜まらないうちに尿意をもよおしたり、強い尿意で我慢しきれずに尿を漏らしてしまいます。 急に我慢できないような尿意をもよおし、自ら制御できなくなる状況=尿意切迫感(にょういせっぱくかん)を必須とした症状症候群を過活動膀胱と言います。
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正常な勃起のためにはペニスの中の海綿体という血管の塊に血液が十分に充満し、維持できることが必要です。 しかし、さまざまな要因によって、常な勃起をする事が出なくなってしまう事を「ED(勃起不全、勃起障害)」といいます。 以前は、「インポテンツ」や「インポ」などと呼ばれていましたが、差別的意味合いがあり現在では使用されません。 日本国内の統計では軽度のEDを含めると1800万人といわれ、3人に1人がEDという割合になり、特に高齢になるほど増加し60歳以上では2人に1人に上ります。
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