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前立腺癌も他の悪性腫瘍と同じように、リンパ節転移や他臓器転移をおこしたり、治療後に再発することがあります。 早期に発見・治療をすれば根治も可能な病気です。 癌が前立腺だけにとどまり、他の臓器への転移がなければ、手術や放射線治療などの適切な治療を行うことで、10年生存率80%以上が期待できます。 前立腺から離れた場所に転移している場合は、5年生存率が45%になりますので、 早期発見・早期治療することが大事となります。
1)薬物による去勢療法
薬の作用で男性ホルモンの分泌を抑える方法
2)低位精巣摘出術(除睾術)
手術で精巣(睾丸)を除去する方法 当院でも5日間前後の入院で手術をしています。 男性ホルモンが低下することから、性欲の低下、勃起障害、女性の更年期障害のような症状(顔面のほてり、のぼせ、発汗、疲れやすいなど)、乳房の膨大、乳房痛などが副作用として起こることがあります。この治療法は、続けていくうちに癌が男性ホルモンの少ない環境でも増殖・進行するようになる(耐性化)という問題点があり、その際は薬をかえたり、治療法をかえたりして対処することになります。 ホルモン療法の効果があまり得られない時や、効果がなくなった時は、抗癌剤による化学療法行う場合があります。