臨床工学技士

臨床工学科

臨床工学技士とは、国家資格の一種であり、医師の指示の下に生命維持管理装置の操作・保守点検を行う者のことを言います。
生命維持管理装置とは主に呼吸・循環・代謝の三種を補助する装置を指し、人工呼吸器・人工心肺装置・人工透析装置などがあります。
当院の臨床工学技士は10名体制にて、血液浄化業務(人工透析)・医療機器管理業務を行っています。

血液浄化業務(人工透析)

腎臓に障害が起こると、尿の生成・排泄が行われず、体内に余分な水分や尿毒素が蓄積していきます。人工透析は、ダイアライザと呼ばれる透析器を介して体内に溜まった余分な水分や尿毒素を除去し、不足した電解質の補充も行われます。 当院の臨床工学技士は血液浄化業務において、患者さまの血管への穿刺に始まり、治療の開始操作、治療中の血圧測定、治療終了までの透析治療の全般を行っています。 また、透析装置を日々安全に稼動できるよう保守点検を行うことも、臨床工学技士が重要な役割を担っています。

医療機器管理業務

病院内では様々な医療機器が取り扱われており、その多くは患者さまに使用され、治療や診断を行っています。臨床工学技士はそれらの医療機器を患者さまに適正かつ安全に使用出来るよう保守管理を行っています。 また、近年 医療機器も高度化・複雑化しており、機械的専門性に特化した臨床工学技士が医療スタッフに向けて安全教育や説明会などの働きかけを行っています。



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