医療法人社団 北腎会|坂泌尿器科病院

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間質性膀胱炎とは


昼夜を問わず排尿回数が多い(頻尿)、尿がしたくなると我慢するのがつらい(尿意切迫感)、 尿がたまると膀胱や陰部が痛い(膀胱痛)、このような症状があれば間質性膀胱炎かもしれません。 間質性膀胱炎の患者さんは日本では推定25万人といわれ、その90%は女性で、40歳以降に多い傾向にあります。 ばい菌が原因の細菌性膀胱炎と違い抗生物質では治りません。また、頻尿や尿失禁の治療薬(抗コリン剤など)もほとんど効果がないのが特徴です。

間質性膀胱炎の原因


諸説ありますが、いまだ原因が解明されていません。膀胱粘膜のバリアが障害され尿が膀胱に浸み込みやすく なっているためではないかともいわれています。


間質性膀胱炎の診断


まず以下の場合は、間質性膀胱炎が否定されます。

1. 膀胱容積が350ml以上
2. 尿が150mlたまっても尿意切迫感がない
3. 夜間排尿がない
4. 抗生物質や抗コリン剤が効く
5. 1日排尿回数が8回未満
6. その他の疾患が原因(尿路感染、尿路結石、性器ヘルペス、癌、薬剤性や放射線性膀胱炎など)

以上の条件が当てはまらなければ、内視鏡カメラを用いて膀胱の内部を確認する膀胱鏡検査を行います。 しかし、痛みを伴う場合がありますので、一般的に麻酔をかけて検査を行います。


間質性膀胱炎の診断的治療(膀胱水圧拡張術)


膀胱鏡検査では膀胱に水を注入しながら膀胱内を観察します。 麻酔がかかっていれば痛みはないので強制的に膀胱を膨らませることができます。 すなわち縮んでしまったゴム風船に空気をたくさん入れて大きく膨らませれば風船は少し伸ばされて 大きくなることと似ています。このとき膀胱内に出血が認められれば診断はほぼ確定されます。この治 療は現在保険が効き、有効率も50%以上で6ヶ月から1年程度効果が持続します。 当院で治療を受けていただいた患者さんも膀胱水圧拡張術を行い、痛みがなくなったと喜ばれています。


その他の治療


膀胱水圧拡張術ほど効果は期待できませんが、薬物療法としては抗うつ剤、抗ヒスタミン剤、 抗アレルギー剤などの内服や種特定の薬剤の膀胱へ注入(ヘパリン、リドカイン、DMSOなど) する方法があります。また尿をためる訓練(膀胱訓練)や刺激物摂取を控える(チーズ、赤 ワイン、アルコール、かんきつ類、炭酸飲料、香辛料、コーヒーなどカフェインが含まれる もの)ことが有効な場合があります。最終手段として手術的に腸管を使用し て膀胱を広げたり、膀胱を摘出する方法もありますが、特殊な場合のみ行われます。


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